Antoaneta Tarpanova
(アントアネッタ ターパノーヴァ)
弁護士(40歳)
ブルガリア語(母国語)・フランス語(第一外国語)・英語(第二外国語)の3ヶ国語が堪能。
ブルガリア人で、ブルガリアの大学(法律科)を卒業後、フランスの大学(法律科)で学び、アメリカのグリーンカードが当選し、渡米。
ブルガリア人の夫と2人の子供との、4人でNY暮らし。
–いつから、またなぜ、弁護士になろうと思ったの?
大学進学の時に、なりたい職業を決めないと大学が決まらないから、大学進学の時に決めたのよ。本当は、父親の職業と同じ、化学の分野に興味があったの。でも女性が活躍するには、難しい分野だったから、両親のアドバイスもあり、女性でも収入が得れて、長く続けれる仕事である、弁護士になろうと思ったのよ。
案件が変わるたびに、新鮮な気持ちで仕事に挑める(飽きない)というのも、理由の一つね。
–NYに来るまでに、どんなお仕事をしてきたか教えてくれる?
ーーーブルガリア(高校生)ーーー
○公園でアイスクリーム販売
新聞広告で見つけ、簡単そうで、人の観察ができるから
○広告代理店で、プロモーションする人-友達の紹介で
○新聞配達-新聞広告を見て
ーーーフランス(大学生)ーーー
○ベビーシッタ-いとこの紹介で
ーーーブルガリアーーー
○法律事務所-一般公募
フランスの大学を卒業後、初の就職。
フランスのクライアントが多い事務所だったから、フランスの大学から卒業したばかりの私も活躍できたわ。
–NYでやった仕事は?
○フラレンチレストラン-新聞広告を見て
*大学でマスター取得中のバイト
○法律事務所での書類整理-求人広告を見て
英語のみ
○法律事務所での書類整理-求人広告を見て
フランス語と英語
フランス語の書類を扱う場合は、時給が高かったのよ
○法律事務所-友達の紹介
ファミリー関係の法律(結婚・離婚・財産分与など)に関することが専門の事務所。
3年働いたのちに、不景気になりリストラがあったけど、私は残って欲しいと頼まれたの。
ちょうど、出産なども重なり、出勤時間は短くしてくれたり、自宅から仕事をしても良いなど、こちらの条件とマッチしてたから、そのまま働いたのよ。
この頃、半年間息子をブルガリアの両親に預け、大学のクラスを取ってケミストリー(化学)の単位を取り、ケミストリーに関する法律事務所でも働けるように準備をしたわ。
例えば、製薬会社の専属の弁護士になれば、もっと安定していてお給料も高いからね!
それから、2年後に、法律事務所のオーナーが病気のため、事務所をクローズする事になったから、退職。
ちょうど、第二子の出産も重なり、1年間育休として、仕事を探さなかったわ。
○法律事務所-友達の紹介
エンターテイメント専門の法律事務所。
6ヶ月間契約の無給のインターンとして、パートタイムで就業中。
履歴書にも書けるし、パフォーマンスが良ければ、そのままその会社で雇ってもらえるから、チャンスは活かさないとね!
–今、この仕事をしていてよかった!と思える瞬間は?
正義のために真実を暴いた時かな。あとは、毎回案件に関する、勉強をして色んなことが学べるという点ね。
–モチベーションを上げるためにしていることを教えて
好きなことをしているので、特に仕事に行くのが嫌だなと思うことはないから、モチベーションを上げなきゃと思う時がないわね。
自分を必要としている人を助けるために仕事をしているからね。
幸恵の取材後記
アントアネッタは、頭が良く、学歴もあり、常に向上心がある。
人生の計画もしっかりしていて、その思い描いた道を歩んでいると思う。
どの分野においても、アメリカ(ニューヨーク)では、ネットワークは重要で友人の紹介で仕事に就くことは多い。
どこの国でも、そうだと思うが、外国人が仕事を得るのは、とても大変。その国の人の何倍も良いパフォーマンスをしないといけない。そんな中、彼女は必要なこと(大学へ行ったり、インターンをしたり)をやり続けている。
今回、数名取材をして、大学進学時に自分のなりたい職業を決めている場合が多く、周りの環境(親の仕事など)にも影響を受けていることが多いと感じた。