マーケティングレポート

「女性の政治参画」③ ~フクオカ働く女性白書vol.9

2割弱が出馬に前向き〜6割は「断る」

もしあなたに出馬依頼があったら?出馬する人は3.9%、積極的に考える人は15.5%でした。2割弱の方が出馬に前向きです。これに対し、61.2%の人は「断る」と答えました。

「日本を良くしたい」〜けれど、「自分は向いていない」と躊躇する声も多い

その理由について、見てみたいと思います。

まずは、出馬に前向きなご意見。「日本を良くしたい」「政治の力が、色んな物事を動かすきっかけになると思うので、より良い社会を作る機会があれば、活動してみたい。」といった、力強いご回答をいただきました。

次に、出馬に消極的なご意見。「興味があるが自身の知識不足が心配。」や「リーダーになる素質ではない」など、関心はあっても、自分の能力が政治家向きではないことを心配するご意見が多かったです。

また、「家庭も大事にしたい、他にやりたいこともあるという人間にとって、現在の日本で議員活動をするのは無理。」といった、他に大切なものがあるから、今の議会では出馬することはできないという意見も目立ちました。

賛否はあるが、「一石を投じた」ことについては賛同多数

出馬に消極的な理由のひとつに「家族・子どもを大事にしたいので議員は無理」というものがありました。このことを考える一つの材料が「子連れ議員」問題です。この「子連れ議会」問題とは、市議が生後7ヶ月のお子さんを連れて議会に出席された問題でした。このことについて、賛否両論ありましたが、どちらにしても「一石を投じた」ことについては賛同する意見が多かったです。

鋭いご意見を幾つか紹介します。「勇気ある行動だったと思う。男性のみならず女性からも批判が少なくなかったのは残念だが、人々の旧態依然とした規範意識が可視化されたということ。新しい社会に向けて行動しなければならないと思った。」

「小さな赤ちゃんがいる人などどんな人でも議員になれる環境が必要なので、赤ちゃんと共に議場に入場できたり、授乳ができたりする必要があると思います。この件については、妊娠出産期にあたる女性が議員活動と妊娠出産子育てを両立できるように柔軟にサポートしようとする考えや体制が必要だと思います。」

仕事場に子どもを連れて行くことへの抵抗感は、かなり多く見られました。しかし、「職場に子どもを連れていくことに抵抗を感じます。だけど、一石投じる必要があったことも理解できます。欧米では当たり前のことに、子育てしている自分が抵抗を感じていることに改めないとな、と思いました。」などの意見のように、この「子連れ議会」問題が様々に考えるきっかけになったことは確かです。

議員になったら・・・子育てや女性への支援、地域に笑顔を

もし議員になったら実現したい政策を、みなさんたくさん書いてくださいました。

最も多かったのは、子育て施策。「子どもが真ん中の社会づくり 子は社会の宝なので、安心して子どもを産み育てられるような、法の整備がしたい。」などのご意見。

次に、「男性も女性も、高齢者も働く世代も子供も、住み良い社会を作る環境作りに取り組みたい。 特に、社会的不利な立場になりやすい女性の支援を行いたい。」といった女性への支援策。福祉政策の充実などにもつながります。

そして、「多様な人々が笑顔で暮らせる社会づくり」や「地域の人々が元気になれるように尽力したい」など、人々を笑顔にしたい、元気にしたいというご意見がありました。他にも環境問題など、全体的に「人や社会に優しい政策」が目立ちました。

今回の調査から、「女性の政治参画」が進むことによって、より豊かな社会的価値が実現される可能性を強く感じました。そして、働く女性の政治的関心度は高く、自らの政策方針に従って政治家を選んだり、時には政策提言をする力もあることが分かりました。ただし、出馬になると「能力がない」などの理由から消極的になります。実は、「女性の政治参画」に対して、私たち女性の心の中にも「見えない壁」があることが分かります。この「見えない壁」を壊すことも「女性の政治参画」を進める鍵となります。

 

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前回記事▶「女性の政治参画」① ~フクオカ働く女性白書vol.9
「女性の政治参画」② ~フクオカ働く女性白書vol.9

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