ライフスタイル

時短家事を叶える3つのコツ【片づけの専門家が教える】

「毎日バタバタで、やろうと思っていることがちっともできない・・・」

というストレスを感じている働くママは多いのではないでしょうか?

今や、ネットで「時短テクニック」を検索すると、たくさんの情報を得ることができます。

にもかかわらず、時間に悩んでいるママは依然として多い、と仕事を通していろんな方にお会いする中でいつも感じています。

片づけの専門家として「時間の整理講座」や「心の片づけ講座」、「出張片づけサポート」等のサービスを提供させていただいているライフオーガナイザー®の私がおススメする、時短家事を叶えるコツは、環境、人、モノ、の3つをバランスよく整えること。

ひとつずつご説明していきますね。

環境・片づけやすい仕組みを整える

まずは環境。

これは皆さんも努力されているところかもしれません。
一般的なビジネスパーソンは探し物をする時間に年間150時間を費やしているという調査があります。

仕事場でもそうですが、働くママは帰宅してからの時間が戦争ですよね。

家の中が片づけやすく整っていて探し物をしなくていい環境は、それだけで時短になります

片づけやすい仕組み作りのポイントは?

では、片づけやすい仕組み作りのポイントはどのようなものでしょう?

基本は「物の選別」「使う場所の近くに定位置を決める」「使いやすい方法で収納」「定期的な見直し」です。

文字にすると、当たり前のことのようですが、最初になんとなく収納した場所、収納方法が習慣化してしまい、使いにくさを意識しないままストレスを抱えていることも多々あります。

片づけサポートの現場では、片づける場所のものを「全部出し」します。

全部出さなくても、いらないものだけ間引いて捨てれば簡単では?と思われそうですが、人は自分の都合のいいものしか目に入らないという性質があります。この間引く方法だと、目に入らないものが必ずあり、なかなかすっきりと片づかないのです。

ですので、引き出しひとつからでも「全部出し」してすべてのものと向き合い、物の住所を決めてみてください。

物の住所を決めたら、次は使いやすい方法で収納です。

でも実は、使いやすいと感じる方法も人それぞれ。引き出しでカテゴリー分けした収納が使いやすい人もいれば、引き出しの開け閉めがめんどうだと感じる人もいます。

家族でもやりやすい方法が違うこともあります。

私自身も「きちんとラベリングをしているのにどうしてここに戻してくれないの?」と夫に不満を持っていたこともありますが、夫の場合はラベリングを読むより、感覚的な方法での収納が合っていたことがわかりました。

お互いがやりやすい方法を考えて「家族の自立」を促すことも時短に一役かってくれます。

そして定期的な見直し。私たちの意思にかかわらず、モノはどんどん家に入ってきます。

その都度、選別して手放すことも大切ですが、過去に必要だったものが、今は必要なくなっている、という暮らしの変化もあります。定期的な見直しで、モノが増えすぎないようにするということも、片づけやすい環境を維持して時短を叶えるために大切なポイントです。

人・身近な人との関係を整える

女性はビジネスパーソンとしてだけでなく、妻、母、娘、などたくさんの役割を日々こなしています。

そして、なんとか頑張ればその役割をこなせてしまう人、そんな方が時間のお悩みを抱えていることがとても多いと感じています。

1人でできることには限界があります。

身近な人に頼れる、協力しあえるような関係を整えることも時短のためには欠かせない要素です。

私もそうでしたが、どうしても身近な家族に対しては「言わなくてもわかるだろう」という期待をしてしまいがちです。

でも、やっぱり家族でもそれぞれ個性があります。

察することが得意な人、具体的に言われる方が理解しやすい人、それぞれの得意に沿ったコミュニケーションで、普段から良い関係を維持しておくと、協力体制がとりやすくなります。

そして円滑な人間関係から生まれる精神的な余裕は、集中力にも影響します。

集中力が発揮できて効率よく動くことができれば、時短にもなりますね。

モノ・時短家事グッズを活用!

最近の家電の進化はめざましいですね。

わが家もついに「ルンバ」を導入してみました。

元々はコードレス掃除機を使っていて、ストレスは感じていなかったのですが、ルンバを使ってみて、その時短効果が予想外で驚いています。

平日は子どもたちを送り出した15分後にタイマーをセットしています。15分だけのコーヒータイムです。15分経つとルンバが動き出すので、私も床の物を移動したりと、強制的に動かざるをえません(笑)

おかげで毎朝、さっと仕事に取りかかれるようになり、掃除時間だけではない時短効果が得られています。

もうひとつ、以前からわが家で愛用しているのが床拭きロボット「ブラーバ」です。

小学校低学年のやんちゃな男児がいるわが家は毎日の拭き掃除は欠かせません。

安いものでもないので、購入まで1年ほど悩みましたが、使ってみると「早く買えばよかった!」というほどの大活躍。

毎日やらなくてはいけないことは、便利家電を上手に取り入れることで、大幅な家事時短につながることが期待できます。特に共働き世帯にとってはコストパフォーマンスが高いもののひとつではないでしょうか。

下記のサイトは便利家電がわかりやすく紹介されていますので参考になりますよ。

まとめ

いかがでしたか?

時間だけではなく、暮らし全体を見て、様々な角度から時短家事について考えてみると新たなアイデアがうかびそうですよね。

でも、時短家事は、理想の暮らしを送るためのひとつの「手段」。
まずは理想の暮らしを具体的に思い描いてみることから始めてみてくださいね。

この記事を書いた人


梅野優子(すっきり工房 代表)お片づけの専門家

福岡市在住、小中高3人の母。
ライフオーガナイザー®、メンタルオーガナイザー®、オフィスオーガナイザー®。
自営の夫のサポートをしながら、家族との時間も大切にしながら、出張片づけサポート作業、片づけ講座等、福岡市近郊でマイペースに活動中。
ライフオーガナイズを通じて、「ラクに自分らしく」暮らせるお手伝いをしていきたいと思っています。

>>梅野優子(すっきり工房 代表)お片づけの専門家の詳細プロフィール

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