コラム

<考えさせられる事・・・>

7月から始めた 抗がん剤カンプトの治療
10月の入院で4回目を受けた
副作用・・・特に吐き気がひどかった私に
処方していただいた薬が 今回はよかった

しかし 副作用は吐き気だけではない
吐き気が抑えられても 体のだるさや下痢や動悸や
様々な辛い症状が私を襲う

その真っ只中にいるときは もう嫌だ!っていつも思う
そして体がだんだん回復してくると
また 次頑張るか・・・って
辛いトラウマを打ち消しながら 自分を励ます

ただ・・・今回は少し違う
はたして この抗がん剤は続けられるのか???
正直言って 自信がない

今まで私が経験してきた抗がん剤の中で
一番辛かったのは シスプラチンだった
でも、これは6クールという期限付き
精神的にも 6回我慢すれば・・・という区切りを持てた

今回のカンプトはシスプラチンよりはマシだけど 期限がない
要は カンプトが効かなくなるまでが 一応の目安
区切りが有る様な無いような ・・・
肉体と精神の闘いだ

カンプトだって 日帰りでできる人もいれば
私のように 毎回入院しなければならない人もいる
同じ抗がん剤でも 効き方も 副作用も 人それぞれ
本当に 千差万別なのだ

先日の外来で 主治医も心配してくれていた
カンプトの継続は厳しいだろうと・・・
私も そう思う ――― そう伝えようと思っていた
だから 先生が言ってくれて ホッとした

副作用が辛いのは QOL(生活の質)の低下を招く
私のように手術できなかった状態の場合
治療は基本的に 根治ではなく 『延命』
だから できる限り生活の質を保つことのできる治療が一番なのだ

CTの検査結果を見て 次の抗がん剤に変更予定だ

命には限りがある
今やりたい事を棒にふって 苦しめられるのは本意ではない
しかし苦しくても 薬の効果によって その期間が延びるのであれば 気持も変わる

事実 シスプラチン+TS1は 辛い抗がん剤治療だったけど
2~3カ月の命と言われた私に
食欲と元気と 日常を取り戻させてくれた
そして その日々はもうすぐ3年になる
(以前 私の様な状態で3年生きている人は見た事がないと言われた)

延命治療 ・・・ 本当に考えさせられる
最終的に どうしたいのか・・・決めるのは私自身

色々悩む時は 「何のために・・・」と
気持ちを 最初の頃の思い 「原点」 に立ち返るように仕向けている

崖っぷちじゃない!崖の下に落ちている状態!!だから這い上がるしかない!!!
『価値ある人生を生きるために』 そう決意したあの日に ―――

☆いっこ☆

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