藤重 知子さん/「声」と「キャリア支援」で 人が変わるきっかけをつくる

「本日は、博多リバレインにお越しくださいましてまことにありがとうございます」…柔らかい声に安心さを感じる、その声の主が藤重知子さんだ。他にも身近な施設のアナウンスは多数。ナレーター、研修講師としても活躍する。

藤重さんは最初から声を仕事にしていたわけではない。結婚、出産、子育てと専業主婦として充実した日々に少し余裕ができた頃、近所の文化施設の講座を受講した。「地元の歴史を調べ、脚本を作り演劇で発表するもので、勉強をするのが久しぶりで楽しくて」。そして、講座で知り合った町の職員からお祭りの司会の依頼が舞い込んだのが初めての仕事だった。「大好きな話すことが仕事になるなんて嬉しい!でも、プロになるなんて夢のまた夢…と思っていました」。しかし周りは、そのていねいな仕事ぶりとスキルを放っておかなかった。その後、司会の仕事が徐々に増え、地元のコミュニティ放送を行う企業のキャスターとして就職。さらに事務所に所属しMC、ナレーションと活躍をしていく。

順風満帆にみえるが、それは「学び力」を高く維持する藤重さんだからこその結果だ。話し方のスキルは常に研鑽を欠かさず今も個人レッスンに通う。さらに、大学院で教育学修士号、キャリアコンサルタントの資格も取得した。フリーランスになって3年。一つひとつの仕事と人のつながりを大事にし、まっすぐに仕事に向き合う姿勢に再依頼も絶えない。

最近では、キャリア支援に新たな魅力を感じている。「人が自分らしくしなやかにキャリアを作るお手伝いをしたい。違う強みを持つ仲間と力をかけ合わせてやりたい」と、仲間4人と一緒に、個人と組織のキャリア支援を行う団体『VIC』を設立する。今後、「話すこと」と「キャリア支援」の2つの軸で歩んでいく藤重さんのフィールドは、加速度的に広がっていく。

ナレーター、声と話し方とキャリアのコンサルタント 
藤重 知子さん

北九州市出身。地域情報番組のキャスターを経て、ナレーター・MCとして活動。近年は「声・話し方・表情・心」をトータルにサポートするオリジナルメソッドが人気を呼ぶ。話し方講座、アナウンス研修のほか、企業・学校研修や、ママ・起業家支援、キャリア教育など、「声」を使って一人ひとりの世界を広げるサポートを行う。40代で大学院に進学。学び続ける姿勢を実践しながら人材育成をライフワークに活動中。教育学修士。国家資格キャリアコンサルタント キャリアカウンセラー(CDA)。

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▲ 1.講座の一コマ。最初は緊張していた受講生も、藤重さんのにこやかな対話と的確なアドバイスにかかれば、2時間で声、話し方、姿勢、表情までもがまったく違うものに。

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▲ 2.2016年7月に、CDA資格の仲間4人で『VIC(ヴィジョン・アイデンティティ・キャリア)』を設立。今後は、個人にアイデンティティ確立支援、企業には組織活性化を中心にカスタマイズ研修を行い、個人と組織の両アプローチで、企業の独自性、業績アップに繋げる事業を行う。

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▲ 3.藤重さんの七つ道具ならぬ、仕事必携グッズ。オリジナルの発声表とのど飴は常時持ち歩き、講座でも参加者に配り和みタイムを作る。


ボイスエアー
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written by 編集部