[働き方シフトチェンジ!]あなたは、○○キャリ派 [02]

名刺は2枚、それ以上!
パラキャリ派(パラレルキャリア女子)

仕事を続けながら週末に講師として活動、趣味が高じて通販サイトを運営など、「副業」よりももう少し大きな概念で、自身の使命や趣味活動に積極的にかかわる。仕事という本業以外の側面を複数持つ、という生き方をしたい人。

[check]こんなあなたはパラキャリ派
□ 趣味やプライベートも大切にしたい
□ 仕事以外にやってみたいことがある
□ 副業やサイドビジネスに興味がある
□ 自分の能力をもっと活かしたい
□ 自分の可能性をもっと試してみたい

パラレルキャリアで勇気と経験値を積む。
「好き」を活かして、自分の可能性を広げる。
カフェ&ダイニング『Happy Hill』マネージャー山田立子さん(30代)

現在、パートナーとともにカフェを運営する山田立子さんは、実はかなり異色な経歴の持ち主だ。就職活動後、いったんは行政の職に就くも、もともと「世界」に強い関心のあった彼女。思い切って世界20カ国を巡る国際交流の旅に出た。そこで出会ったのは、実に多種多様な人々、考え方、価値観、生き方、働き方の数々。「就職活動して一つの企業に勤めて…という働き方だけが人生ではない。誰一人同じ人はいないのだから、その人それぞれの生き方・働き方があるはずだって、強く思いました」と、当時を振り返る。

 

多様な生き方・働き方があることを、日本で発信したい!という使命を抱いて、帰国した彼女。大手求人広告会社に勤め、「人」と「仕事」をつなぐ仕事にまい進する日々を送った。しかし、リーマンショックの影響で求人業界は縮小。何もできない自分に無力感を抱き、ついには体調を崩して退職に至った。

そんなとき出合ったのが「チャリティーサンタ」というボランティア活動だった。福岡の活動の代表として理事に就任し、ボランティア活動を通じて海外支援にも携わるように。支援先であるバングラディシュにも足を運ぶなど、意欲的に活動の幅を広げていった。帰国後は「自分と新しい世界をつなぐ」という自身の強い想いを再認識。2014年にパートナーとともにカフェをオープンし、想いを形にしようと模索している。

オリジナリティ豊かな経験をしてきた山田さん。いつも、自分の「好き」という直感をとても大切にしてきたそう。「これは好きだって心が震える出会いがあったら、あきらめきれなくて。海外も、仕事も、チャリティ活動も、思い切って一歩踏み出しました。周囲からは反対されたり、正直怖い気持ちもあったけれど、踏み出した経験すべてがつながって今の自分があると実感しています」。

自分の知らないことに挑戦するのは、とても勇気がいる。山田さん自身も「知らないことへの不安はとても強いほう」だが一方で「経験値を積むほど、知らないことを知れる喜びのほうが強くなった」という。「カフェという、普段誰もが気軽に利用できる場を使って、自分の好きなことにチャレンジしたい人の背中を押せたらと思っています。知らない世界を知るきっかけ、そこへ一歩踏み出すきっかけを提供できたら、とても嬉しいです」。パラレルな活動で得た勇気と経験値を活かし、彼女は今日も自分らしい道を歩み続けている。

(右写真)中央区大名にあるカフェ&ダイニング『Happy Hill』。「生産者と消費者をつなぐ」というパートナーの想いと、「世界と日本をつなぐ」という山田さんの想いが詰まったお店だ。長崎県平戸の有機野菜や天然塩をはじめ、こだわりの素材で料理を提供している。

written by 編集部