インタビュー

見舘 好隆先生/国内唯一!? キャリアセンター専属の大学教員 大学と社会をつないで見えてきたものとは?

見舘 好隆先生
北九州市立大学 キャリアセンター准教授(地域創生学群専任)
1967年京都市生まれ。関西大学文学部卒業後、旅行会社とインターネットプロバイダにて人事や販売促進を15年経験し、首都大学東京、一橋大学を経て現職。専門は若年者のキャリア形成支援。経営学修士。2級キャリア・コンサルティング技能士。著書『「いっしょに働きたくなる人」の育て方』ほか。

大学生のチカラ
国内唯一!? キャリアセンター専属の大学教員大学と社会をつないで見えてきたものとは?

近年、多くの大学が学生のキャリア教育や就職支援に力を入れている。だが、学内のキャリアセンターに大学教員が「専属」でいるケースは、全国を見渡しても稀といえる。そんな珍しいポジションを担う見舘先生は、自らの使命を「大学と社会との接続」と明言する。

先生自身が大学卒業後に旅行会社などの一般企業に勤め、40歳で大学教員になったという異色の経歴の持ち主。「民間企業と大学の両方を経験しているからこそ、わかることやできることがある」と話す。現在、北九州市立大学のキャリアセンターで学生の就職支援とキャリア教育の授業の両方を担当している。

特に興味深い取り組みとして、北九大生が作る北九大生のための合同企業説明会「JOB╳HUNTER」がある。「ほとんどの大学ではキャリアセンター、または民間企業等に外注して行われる合同説明会を学生が企画運営しています。参加企業の選定・交渉からパンフレットやサイトの作成、当日のオペレーションまで全て担う学生たちは大きく成長し、参加企業や学生の満足度も非常に高いですよ」。

また、中間市と学生が連携して、観光客が気軽に散策できる「フットパス」のコースを作り、地域活性化に一役買った。英国発のフットパスは、今後流行りそうな注目の分野だ。 今回のゼミでは、先生が日々実感する「大学生のチカラ」を紹介。学生はもちろん、大人も多くのヒントを得られる場になるだろう。

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