カルチャーファイル

劇団四季 ミュージカル『リトルマーメイド』で主人公・アリエル役を演じる谷原志音さんに話を聞きました。

ミュージカル『リトルマーメイド』がついに福岡に!
アリエル役 谷原志音さんにインタビュー!

2013年東京で日本初演を迎え、名古屋でも好評の劇団四季 ミュージカル『リトルマーメイド』が8月に福岡で開幕!

img1708_culture1ⒸDisney

『ウィキッド』以来、6年ぶりに来福した谷原志音さん。初めて福岡に来たとき、食べ物が美味しく、人が優しいという印象を受けたそう。休日は自転車で海辺を走ったりしていたと、思い出も語ってくれました。そんな谷原さんが主人公・アリエル役の一人を演じる劇団四季のミュージカル『リトルマーメイド』がこの夏、ついに福岡で開幕! 舞台の裏側や見どころを聞きました。

―アリエルと谷原さん自身が重なる部分はありますか?

好奇心旺盛で前向きなところが似ています。私自身は、もともと人見知りで前向きではなかったのですが、アリエルを演じるうちに、自分自身が変化して性格が明るくなったように思います。作品や演じる役によって性格や嗜好が変わるんです。最近は、アリエルに影響を受けて、つい緑や水色のものばかり選んでしまうようになっていました。

―舞台は海の中。海底の世界を表現する工夫を教えてください。

ヘアスタイルで水陸の変化が分かります。海の中では浮力で三角すいのような形に、陸に上がると髪を下ろします。そして、海底の世界を表す最大の見所は、フライング! 腰に付けた2本のワイヤーのみで身体を支えています。宙に吊られた状態で ”泳ぎながら“ セリフを言い、歌うので、初めは声が安定せず苦労しました。加えて、フライングをしていないときも、海の中ですから、まるで泳いでいるかのように常に身体をウェーブさせているんです。稽古中には、次第にその動きが身体に染み付いてくると、陸上のシーンでも泳いでしまいそうになることもありました(笑)。

―日本で初めてアリエルを演じた感想は。

「こんな風にやらないといけない」という決まりがなかったので、誰かを参考にするのではなく、一から役を作り上げることができました。同時にそれが難しくもあります。普段、先輩の演技から学ぶことも多いので、手本がないのは不安に感じましたし、初演ということもあり、注目されるため、プレッシャーも大きかったです。

―楽しかったシーンはどこですか?

2幕でアリエルが初めて人間の脚をもらい歩けるようになるシーン。かもめたちが応援してくれる中、タップダンスを踊り、100%楽しみながら演じています。この1曲の中だけでもアリエルがぐんと成長するんです!

―アニメーションや絵本などでみる「リトル・マーメイド」と異なる、ミュージカル『リトルマーメイド』の見どころは?

アニメーションとは違うストーリーやミュージカルならではの新しい演出があり、アニメーションを見たことがない人でも楽しめます。アリエルの衣裳の中には、アニメーションではピンク、ミュージカルでは緑と色が違うものもあるんです! これまでに見たことがない、新しい『リトルマーメイド』の世界を味わってください。

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谷原 志音さん

 

大学の演劇学科で声楽や演技のレッスンを重ね、舞台俳優を志す。
2010年3月、劇団四季のオーディションに合格。『ウィキッド』で初舞台を踏み、のちに『ウィキッド』グリンダ、『ライオンキング』ナラ、『マンマ・ミーア!』ソフィを好演。『リトルマーメイド』では、主人公・アリエル役を務める。

 

 

公演情報

劇団四季 ミュージカル『リトルマーメイド』 福岡公演

公開日:2017年8月11日(金・祝)~
会場:キャナルシティ劇場(福岡市博多区住吉1-2-1 キャナルシティ博多4F)
問合せ:劇団四季予約センター 0120-489444(10:00~18:00)

劇団四季の公式サイトへ https://www.shiki.jp/

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