イタリアいえば、ピザ、パスタ、生ハム、チーズ!数々の美味しいイタリア料理が思い浮かびますが、イタリア語教室を運営しているISOLACARAさんでは、語学教室のみならず、イタリア語のワンコイン講座や、オリーブオイルについてのイベント、イタリア人トランペット奏者マルコ・ヴェッツォーゾさんのジャズ生演奏イベントなど、イタリアの文化に触れることができるイベントを多数開催されています。オーナーは、日本在住歴わずか2年で日本語ペラペラの、サルディーニャ出身のダニーロさん。語学センス溢れるジェントルマンです。
先日、イタリアビールを飲みながら、魅力溢れるイタリアのお話をたくさん伺ったので、ここでご紹介します。
イタリアの朝ごはんは甘い!?
「朝ごはんには甘いものを食べます」。
ランチやディナーが日本料理に比べて塩辛いからでしょうか、朝は必ず甘い食事をとるそうです。ケーキやビスケット、とびきり甘いチョコクリーム&パンもイタリアではメジャーな朝ごはん。日本の朝食は、「え、まじですか?朝からそんな重いものよく食べられるね!」と不思議がられます。
そしてイタリアには、食事についてちょっとしたルールがあります。
●白ワインは、お魚やアペリティーボ(前菜)のとき、赤ワインは、お肉料理や日々の食事に合わせて。
●甘いカプチーノを飲むのは朝だけ。ランチやディナーでは絶対NG。午後はカフェを飲みます。
●スパゲッティーはフォークだけで食べます。
●ワインは女性がついではいけません。男性がつぐもの。
●食事を取り分けるのも、男性です。
●食事には前菜からデザートまで、食べる順番があります。
「ちょっとしたルール」というよりは、かなり厳密に守られている食事へのこだわり。美食へのこういったマナーも、おいしいイタリア料理が生み出されてきた秘密なのかもしれませんね。
Facebookの「いいね」は、mi piace!
英語では「like!」ですが、イタリア語でも「好き」という意味のmi piace(ミ ピアーチェ)!でいいねが表現されています。基本的にはローマ字読みで通じてしまうイタリア語なので、英語の発音が苦手という人には、イタリア語オススメですよ。gi、ghi、ci、chiの4つだけ、日本とは違う読み方ですが、他のアルファベットはローマ字読みでOK。あと、イタリア人は歌うように話をするので、文章に抑揚をつけて、メロディーが流れるように会話できるようになればイタリア語マスターです。
主語によって動詞の活用がありますが、その基本法則が分かれば、発音しやすいので、覚えたらすぐに使えます。車の名前や建物の名前など、え?これもイタリア語?という単語が日常に溢れているので馴染みやすいんでしょうね。ドレミファソラシドも実はイタリア語だそうですよ。
余談ですが、弊社の名前「avanti」にはイタリア語で、「前進する」という意味と、「どうぞお入りください」という2つの意味があります。
サルディーニャは地中海に浮かぶ、九州より少し小さな島
日本ではイタリア本土のようには知られていませんが、サルデーニャはセレブのビーチリゾートとして有名な島なんです。シチリア島の北側、地中海に位置していて、九州より少し小さい島に、約160万人が住んでいます。透明度が高く、ブルーの色がとても美しい6000近くのビーチがあって、毎年夏には多くの有名人や富豪が訪れます。
どのビーチも美しいのですが、サルディーニャバカンスといえば「Costa Smeralda(コスタズメラルダ)」です。白い砂浜に、エメラルドグリーン、クリスタルブルーやコバルトブルーなど刻々と表情を変えるクリアな青い海、60年ほど前にアラブの大富豪があまりにも美しいこの海岸に感動して、できるだけ自然を残す形でリゾート開発されたそうです。
サルディーニャの美味しいビールとオリーブオイル
イタリア料理というとワインが欠かせないイメージですが、南イタリアや、若者たちにはピザに合わせてビールも好んで飲まれています。種類もかなり豊富。
先日、イタリアビールを楽しみましょうというISOLACARAのイベントに行ってきたのですが、そこで出てきたカラスミパスタで、想像を超えるおいしいオリーブオイルに出会いました。からすみもオリーブオイルも引き立つ魔法のマリアージュです。イタリアのお塩も美味しかった・・・。食事にあわせたイタリアビールとおいしいワイン。最高の夜でした。
サルディーニャは沖縄に並ぶ長寿国としても有名ですが、長寿の秘訣はヘルシーな食材とこだわり、食事の楽しみ方にあるのかもしれませんね。
ちなみに、オリーブには美肌効果もあるといわれていますが、今年1月発売になったシャネルのブルーセラムシリーズには、サルデーニャのオリーブが使われているそうですよ。
ワインの格付けNo.1!DOCGワイン「ヴェルメンティーノ ディ ガッルーラ」
1996年にDOCG認定された、「ヴェルメンティーノ ディ ガッルーラ」は、ミネラル分豊富で爽やかな柑橘系のアロマとしなやかな酸が特徴の辛口の白ワインです。ワインの産地が世界的リゾート地コスタズメラルダに近いことから、夏場はバカンスで訪れるセレブによって飲まれることで有名です。
サルディーニャのワインは、地中海でもっとも古いと言われている赤ワインの品種、カンノナウ(イタリア本土ではトカイ・ロッソ、フランスではグルナッシュ、スペインではガルナッチャ)は、芳醇な香りに強い味わいのワインが作り出されます。
美しい大自然と地中海の風、地元で採れた安心・安全な食材を使ったサルディーニャ料理。健康的な美味しい食事とゆったりとした人口密度、豊かな島の暮らしが目に浮かびます。他にも、羊飼いの文化、海に囲まれたサルディーニャならではの魚料理のお話など、まだまだ沢山聞いたのですが、長くなってしまったので、続きはまた今度お送りします。
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「本物のオリーブオイルはどんな味?」「イタリア語教室」など、ワンコインイベントが開催されています。