長崎で思い浮かべるのはオランダや中国などの異国情緒溢れた町並みやハウステンボスではないでしょうか?
でも長崎にはまだまだ多くの魅力ある地域があります。
今回は、福岡から1時間半ほどで到着できる、今どんどん進化を続ける長崎県北3つの地域をご紹介します!
伝統とモダンが融合する陶磁器の町「波佐見町」
可愛いデザインと普段使いができることで人気の波佐見焼。有田焼として流通していた時代が長く、全国的に名前が知られるようになったのはここ10年ほど。それは町全体が波佐見焼を盛り上げようと頑張ってきたからだということがわかるところでした。
陶芸の館ではさみ焼きピアス作り
[su_row] [su_column size=”1/2″][/su_column] [su_column size=”1/2″]
波佐見焼きの伝統工芸士 野﨑さんに教えてもらい、ピアス作りを体験。野﨑さんは宮崎県出身。有田窯業大学校を卒業し、波佐見の一龍陶苑さんでデザイナーをしています。伝統工芸士ってどんなおじさんかと思っていたらこんなにかわいらしい方でびっくり!
[/su_column] [/su_row]
[su_row] [su_column size=”1/2″]
自分の好みの丸玉を選び[/su_column] [su_column size=”1/2″]
金具も色々選べて楽しい[/su_column] [/su_row]
[su_row] [su_column size=”1/2″]
不器用な私は野﨑さんを何度も呼び止め、やっと完成!![/su_column] [su_column size=”1/2″]
ピアス[/su_column] [/su_row]
この丸玉の絵は野﨑さんの手書きだそうで、「これだけたくさん絵付けするの大変でしょう?」って聞いたところ「好きなことなので全く苦になりません。むしろ楽しいです!」という答えが返ってきました。好きなことを仕事にしている野﨑さんは素敵な女性でした。
今回は波佐見陶器まつりのメイン会場「やきもの公園」の中にある「くらわん館」で体験しました。ピアス・イヤリング作り体験のほか波佐見焼きの絵付けや本格的なろくろ体験などのメニューも充実しています。
波佐見焼の器と季節の料理が楽しめる月光(あかり)
[su_row] [su_column size=”1/2″]
ランチはこちらで「波佐見焼御膳」をいただきました。[/su_column] [su_column size=”1/2″]
波佐見焼のそば猪口を器にして提供されます。これにご飯と味噌汁、茶碗蒸し、食後にデザートまでついて1,500円(税抜き)ととってもリーズナブル。[/su_column] [/su_row]
野菜は波佐見産中心でお魚は佐世保の市場から仕入れるというこだわりよう。色々食べられるのが女性には嬉しいですね。
[su_row] [su_column size=”1/2″][/su_column] [su_column size=”1/2″][/su_column] [/su_row]
それぞれ違う窯元の器で8種類。このそば猪口はここでも窯元でも購入が可能です。
ランチは波佐見焼御膳のほか、すき焼き定食とチキン南蛮定食があります。
パッケージの総合メーカー岩㟢紙器で箱作り体験
[su_row] [su_column size=”1/2″]
元々は波佐見焼の出荷用の箱を作っていたそうですが、今ではオリジナルのデザインパッケージや紙製の商品などを企画・デザイン・製作を一環して行っているそう。
ここでは、箱作りの体験をさせてもらいました。[/su_column] [su_column size=”1/2″]
紙パッケージといってもたくさんの種類があります。[/su_column] [/su_row]
[su_row] [su_column size=”1/2″]
箱に包装紙を貼り付けて作った名刺入れ。これを作りました。[/su_column] [su_column size=”1/2″][/su_column] [/su_row]
中善で波佐見焼の工場見学
波佐見町の中心部にある創業100年の窯元「中善」。大量生産される波佐見焼ができるまでの工程を見学しました。とはいってもすべての工程は分業制でそれぞれ専門の職人さんが丁寧に手作業で行っています。
工程をざっくりいうと、
[su_row] [su_column size=”1/2″]
型から取り出した器を900度の窯で8時間素焼きします。[/su_column] [su_column size=”1/2″]
表面に付いている粉を払ってから絵付けをし、[/su_column] [/su_row]
[su_row] [su_column size=”1/2″]
一つひとつに釉薬をかけ、[/su_column] [su_column size=”1/2″]
1300度の窯で14時間本焼をします。[/su_column] [/su_row]
手作りだから高い品質を保っていることを実感しました。中善さんは某有名ブランドや誰もが知っている量販店の製品も製造しているので、知らない間に手に取っているかもしれないですね。
[su_row] [su_column size=”1/2″]
工場の隣にあるショップ「荷土」[/su_column] [su_column size=”1/2″]
中善さんの可愛い器がいっぱい。[/su_column] [/su_row]
〒859-3701
長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷1455
TEL:0956-85-3033
FAX:0956-85-6279
E-mail:info@nakazen-yakimono.co.jp
ツアーガイドと巡る陶郷中尾山
400年の歴史を持つ波佐見焼を語る上で外せない中尾山は今でも多くの窯元があります。江戸時代に使用していた世界最大級の登り窯跡や燃料が石炭に変わった大正時代に使われていたレンガ造りの煙突などが残っており、この里を散策するだけでも歴史を感じることができます。ただ細い路地に坂道ばかりなので、ツアーガイドさんに案内してもらうのがおすすめです。
[su_row] [su_column size=”1/2″][/su_column] [su_column size=”1/2″][/su_column] [/su_row]
ツアーガイドの石原さんに展望所から案内をしてもらいました。
[su_row] [su_column size=”1/2″][/su_column] [su_column size=”1/2″][/su_column] [/su_row]
中尾山の工房見学
一真窯
素焼き前の器をカンナで手彫りしオリジナルの模様を生み出しています。同じ型のものでも一つひとつ違う個性を持った白磁の器は、30種類ものカンナを使い分けて作られています。
[su_row] [su_column size=”1/2″][/su_column] [su_column size=”1/2″][/su_column] [/su_row]
陶房 青
[su_row] [su_column size=”1/2″][/su_column] [su_column size=”1/2″]
ギャラリーの中にろくろの作業場があります。窯主の吉村さんが作業中でした。
ギャラリーには、青さんの4人のデザイナーさんがそれぞれの個性を活かした絵付けした器が並んでいます。同じ窯元でもまったく雰囲気の違う器が生まれるのも面白いですね。[/su_column] [/su_row]
茶室ギャラリーKANZAでアメリカの青年からお茶のふるまい
宿泊したホテルブリスヴィラ波佐見の中にあるお茶室。朝の出発前に抹茶をいただきました。お茶をふるまってくれたのはアメリカ出身のブレイクさん。イケメンですね~。テンションが上がります(笑)
そのウキウキした気分をお茶室で鎮めていただきました。
[su_row] [su_column size=”1/2″][/su_column] [su_column size=”1/2″]
[/su_column] [/su_row]
参加者それぞれ違う器でいただきました。私はこの器。もちろん波佐見です。きれいなブルーですね。
ホテルから一分ところには、はさみ温泉湯治楼(ゆうじろう)や陶農レストラン清旬の郷(せいしゅんのさと)があり、癒しやグルメも堪能できます。
源泉かけ流しの温泉はとろみのあるお湯が特徴で、健康効果が高いといわれる「高濃度炭酸泉」もあり地元に人にも人気です。
清旬の郷は地元の素材にこだわった料理を提供しています。ここでいただいた本格石窯ナポリピッツァは絶品!
ごめんなさい!写真を撮っていなかったので、詳しくはHPにて。
波佐見の観光情報はこちらから
波佐見町観光協会
【関連記事】
⇒ 波佐見&東彼杵&佐世保を巡る「大人の社会科見学」vol.1
⇒ 波佐見&東彼杵&佐世保を巡る「大人の社会科見学」vol.2
⇒ 波佐見&東彼杵&佐世保を巡る「大人の社会科見学」vol.3