カルチャーファイル

「誰が見ても、ハッピーなエンディングを用意したい」
『ゴジゲン』松居大悟 × 奥村徹也 が記者会見

10/19(金)~ ゴジゲン『君が君で君で君を君を君を』が北九州に!

今年で旗揚げ10周年を迎える劇団『ゴジゲン』が、2018年10月19日(金)~21日(日)に、最新作『君が君で君で君を君を君を』を上演!(公演詳細はこちらから)
公演に先駆けて開催された、主宰・松居大悟さんと俳優・奥村徹也さんによる記者会見の様子をお届けします。

IMG_9573(左:松居大悟さん、右:奥村徹也さん)

ゴジゲン主宰の松居大悟さんは、北九州市若松区出身。TVドラマ『バイプレイヤーズ』の監督を務めるほか、第50回北九州市民文化賞 市民文化奨励賞を受賞するなど、今注目の若手映画監督・劇作家です。奥村徹也さんは、ゴジゲン旗揚げ以来、役者として長く関わってきましたが、2017年より正式に加入。『極道めし』や『まかない荘2』の脚本を手がけるなど、幅広く活躍中です

ゴジゲン第15回となる本公演『君が君で君で君を君を君を』は、今夏に公開された映画『君が君で君だ』(松居大悟/監督・脚本)のリブート作品。さらに、この映画は、2011年にゴジゲンが上演した舞台『極めてやわらかい道』が原作になっています。

2008年の旗揚げから3年で活動を休止し、その3年後の2014年に活動を再開したゴジゲン。激動の人生の中で本作品は自らの成熟と共に深みを増し、大きく変化していったといいます。記者会見では、舞台 → 映画 → 舞台へ、形を変えながら深く深く掘り下げられていく、本作の根底にある大切なテーマ「愛」について語ってくれました。

まずは作・演出の松居さんに質問です。
今回の舞台を作ることとなったきっかけを教えてください。

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daigo01松居大悟

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休止直前に上演した『極めてやわらかい道』は、いい意味でも悪い意味でもゴジゲンにとってすごく強い作品だったんです。僕はその頃すごく切羽詰まってて。自分を深く掘り下げて作った作品には、他の人にないオリジナリティがあると信じて作品づくりをしていたんですが、そんなとき目次くんが辞めることになり、はじめて僕はみんなが傷ついていたことを知りました。

活動休止から再開を経て今年、『極めてやわらかい道』が映画『君が君で君だ』として公開されたときに、同じものを舞台で再演することは僕らにはできないと思いました。もう当時の僕らではないし、恋愛やものづくりに対する考え方が変わっている中で、このメンバー6人で、もう一度「愛」について真剣に立ち向かって、ただただ幸せなラブストーリーを作りたくて。

小説を映画にしたり映像をノベライズしたりは結構あると思うんです。でも、もっとインタラクティブに、舞台があって、映画があって、それをさらに舞台にして作り直しながら、どんどんテーマの強度を増してしていくことを、僕たちは「リブート」と呼んでいますが、今なら、スタッフや役者の言葉を信じて、それができるような気がしています。[/su_column][/su_row]

この舞台で、描きたい愛とは?

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daigo01松居大悟

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映画では、「好きな人を思っている時間にこそ愛の価値がある」ということを描いていて、尾崎豊という主人公がそれを象徴しています。そういう人は舞台にも登場するんですが、「いやいや何いってんだ、そんなの愛じゃねーから」という、尾崎を凌駕する愛についての捉え方をする人も登場させたいと思っています。
ならば、相手を思う時間をも凌駕する愛ってなんだろうかっていうことを、今探しているところです。

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tetsuya01奥村徹也

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前回の舞台『くれなずめ』でも、友人の死に対する考え方を松居さんがメンバーにインタビューする形で作品に盛り込んでいったんですが、きっと今回も、愛っていうテーマに対して、僕らそれぞれの価値観が作品に反映されていくんだと思います。
30年、35年くらいしか生きてなくても、それでも、活動休止前から時間を重ねて僕らがどういう考え方になってるのか、僕ら一人ひとりが愛ってどういうことなんだろうって、掘り下げて考えていく。今回もそれが作品に反映されていくので、それが楽しみでもあります。[/su_column][/su_row]

現時点で決まっている構想はありますか?

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daigo01松居大悟

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ものすごいハッピーエンドにしようと思っています。
いわゆる演劇的な、見る人が見たらわかるハッピーエンドとか、物語の中のハッピーエンドとか、そういうことではなくて、本当に、誰が見ても幸せな気持ちになるハッピーエンドにしたい。
じゃぁ誰もが思うハッピーエンドってなんだろうって、今みんなで話したりしています。問題を解決したり、未来を見せる、誰かを幸せにするとか…なんか今、色々悩んでます。[/su_column][/su_row]

昨年は「くれなずめ」で8年ぶりの北九州公演でしたが、感触は?

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daigo01松居大悟

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北九州でいきなり3ステージはやりすぎだって周りの方からも止められたんですけど、すごくお客さんが来てくれて、満席になって、単純に嬉しかったです。しかもみなさん真剣に観て頂いて、帰りにいろんな声をかけてもらえて。作品として、劇団として、受け入れられたような、そんな気がしました。
北九州で生まれて、なにか表現したいと色々やってきましたが、北九州公演の翌月に北九州の市民文化奨励賞をいただいて、また北九州に呼んでいただいたので、自分の中では関係を持ち続けたいなと思いました。

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tetsuya01奥村徹也

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東京で14とか15ステージやってから北九州に来たんですけど、東京でやるのとはまるで違ってて、北九州のお客さんは純粋にお芝居を観にきてくれてるなっていう実感がありました。そういうお客さんの前でお芝居をするのは、作品を深められるというか、地方公演って意義があるなと思います。

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daigo01松居大悟

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北九州は3都市の中で一番最後の公演場所だったので、結構仕上がっていたんですよね。そういう意味で、東京はもう、仕上げるための場所ですね…(笑)[/su_column][/su_row]

今年の意気込みをお願いします。

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daigo01松居大悟

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今年はなんたって10周年という大きな看板をもってやってきているので、映画に負けない、誰が見ても愛してもらえる作品にしたいということを今、強く思っています。
今年の2月まで『バイプレイヤーズ』というドラマを撮影していたんですが、その中で、尖ってる作品とかどうでもいいなぁと思うようになりました。今までは100人のうち、1人でも2人でも誰かの人生が変わるような、すごく狭いけど深く刺さるところを目指していたんですけど、わりとモチベーションが変わってきていて。そういうことよりも、誰からも愛される方が、作品として美しい気がして、作り方のアプローチを変えようと思っています。ひとりでも多くの人がこの作品を愛してくれたらいいなという意気込みで、自分にとっても劇団にとってもいい作品にしたいと思います。

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tetsuya01奥村徹也

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僕は端的に、すごく楽しみです。
今回、テーマが活動休止前の作品からつながっているんですが、松居さんの強烈な世界観を土台にしつつ、メンバー6人で一緒に作っていくことで、活動休止前と後でやってきたことが、ちょうど混ざり合うというか、いいとこ取りで作れるんじゃないかなと、楽しみにしています。

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[su_youtube url=”https://youtu.be/h4HMD0wGxns”]

ゴジゲン 北九州芸術劇場の公演は2018年10月19日(金)~
詳細はこちらから▶ https://www.e-avanti.com/71495

[su_row][su_column size=”1/3″ center=”no” class=””]IMG_9591[/su_column] [su_column size=”2/3″ center=”no” class=””] ■松居大悟プロフィール
1985年11月2日(32歳)、福岡県出身。 ゴジゲン主宰、全作品の作・演出・出演を担う。12年、『アフロ田中』で映画監督デビュー。その後『スイートプールサイド』、『私たちのハァハァ』、『アズミ・ハルコは行方不明』、『アイスと雨音』など監督作を発表、枠に捉われない作風は国内外から評価が高く、ミュージックビデオ制作やコラム連載など活動は多岐に渡る。テレビ東京ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズではメイン監督をつとめるほか、J-WAVE『JUMP OVER』(cross fmとネット)ではナビゲーターとして毎週放送中。
■奥村徹也プロフィール
1989年7月13日(28歳)、岐阜県出身 2008年、早稲田大学演劇倶楽部にて演劇を始める。卒業後、1年間のサラリーマン生活を経て2014年に「劇団献身」を旗揚げ。主宰と脚本・演出を務める。一見ナンセンスなシーンをとめどなくハイスピードで展開し、次第に1つの大きなうねりとなって壮大な物語に帰結させる作風が特徴。2017年7月よりゴジゲン加入。ドラマの脚本にBSジャパン『極道めし』、メ~テレドラマ「まかない荘2」(3話、7話)など。 [/su_column][/su_row]

 

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