インタビュー

的野 直勝さん/早良区の魅力づくりに尽力し、今、国へと羽ばたく。

的野 直勝(まとの なおかつ)さん
内閣官房地域活性化統合事務局
(福岡市より出向)

佐賀県出身、大学から福岡へ。卒業後、2001年福岡市入庁。税務部税制課等、税務畑で8年間勤務後、3年前に早良区役所区政推進部総務企画課へ転属。早良区の魅力を市民に伝える仕事に尽力し、2012年4月内閣官房へと出向。

的野さんへ3つの質問

1.この仕事に向いている人は?
前向きで、人と人との関わりに興味があり、調整がうまくできる人。

2.あなたのバイブルは?
本ではないのですが、「1.何事も人間関係が大切。2.毎日感動するような生活を。3.一つひとつのことのスペシャリストになりなさい」という上司からの言葉ですね。

3.あなたのメンターは?
特に、これといった人はいないです。周りの人皆さんがお手本になっています。

早良区の魅力づくりに尽力し、今、国へと羽ばたく。

「早良区にも限界集落があるんですよ」。取材中の彼のひと言に驚いた。福岡市早良区と言えば、シーサイドももち、西新商店街、藤崎や室見、その南に広がる住宅地…という印象が強い。都心と自然と住宅地。福岡市の姿がそのまま縮小された早良区のまちづくりに携わる福岡市早良区総務企画課(取材時)の的野さんを訪ねた。

初心のまちづくりへ

南に背振山系の「みどり」、西に室見川水系の「みず」という豊かな自然環境に恵まれる一方、百道浜の副都心を有する多様な魅力に囲まれた早良区。そんな都市と自然が混在する福岡市早良区のまちづくりは、住民、企業、商店主、教育、そして行政の人たちが「共に交流し、住み続けたいと感じる地域に」という志のもとにはじまった。3年前に区役所に赴任した的野さんは、「早良みなみ塾」、「福岡西部Eまちづくり協議会」といった立場の異なる人たちが関わる委員会で敏腕を振るう若手のエース。時間と手間をかけて多くの人の意見を聴き、議論し、まちづくりに関する方針をすすめていく、人と人との調整役である。「行政だけが進めるものではなく、課題を抱えた一人ひとりが集まって話し合うからこそ“まちづくり”の意味があります」。そう、まちづくりの主体は、そこに関わる全ての人々。

福岡市をもっと魅力的な街にしたい、との思いから就職した公務員という仕事。「入庁以来税務畑を歩んできましたが、このセクションで本来の思いに携わる仕事ができて本当に楽しかったですね。人の温かさを感じることができましたし、行政の内外に働きかけて物事を進めていくやりがいも体験することができました」。

さらなる飛躍、内閣官房への大抜擢

取材に訪れたこの日、的野さんは多忙を極めていた。というのも、その翌々日には東京へ引越しというタイミングゆえ。4月からは福岡市から内閣官房への栄転。統合特区制度という、地域の特性・ニーズに応じた多様な取組みにより地域経済の活性化を目指した国の制度改革の部門へとフィールドを移す。任期が終了した後は福岡市へと戻り、市の発展に欠かせない存在となるであろう、的野直勝さん。注目し続けたい人だ。

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