矢野 恵美さん
株式会社はたなかグループ味王本店課長
2001年入社。パートタイマーとして入社し、9年間、弁当容器洗浄や総務経理等、様々な部署を経て、2009年博多の良き味にこだわった弁当を提供する「博多味王」へ異動。2010年より課長に就任。
会社が大好き、人が好き。思いを一緒に、仲間とともに走る。
福岡市南区で弁当や仕出しの製造販売を行う『はたなか』。矢野恵美さんは、はたなかグループのひとつ「博多味王」で課長を務め、従業員のシフトや売上、生産管理を担当している。14年前に短時間勤務のパート職員として入社。以来、容器の洗浄や配達、調理、盛り付け、受注、総務経理、と会社の業務は全て一通り経験し、6年前に「味王」へ配属。その2年後に課長となった。
「みんなの力を借りながら、私が『味王』を盛り上げてみせる」と精神力の強さを見せ、営業の勉強会を行ったり、商品開発や職場環境の改善に取り組んだり、やれることはなんでもやった。そして着任9カ月、それまでの赤字を埋め、会社は見事黒字転換。「あれは本当に嬉しかったです」と笑顔を見せる。
働くモチベーションは「会社が好き、人が好き」。パートや正社員といった区分なく、社員1人ひとりを大事にし、意見に耳を傾ける会長や社長の姿勢に共感し、自らも思いを受け継ぐ。「今も製造ラインの現場に立ちますが、盛り付けの仕方が悪い、って若い子から怒られるんですよ」と話す矢野さんはどこか嬉しそうで、ともに働く社員の成長を喜び、社内に上下の区別なく、自由に意見が出し合える良い関係が築かれていることが伺えた。
これからの夢は「工場をもう1つ作って、そこを任せてもらうこと!」様々なオードブルをそれぞれカップに可愛く盛り付けた「カップオードブル」専用の工場を作りたいのだそう。彼女ならきっと近い将来実現するだろう。そう思えた。

◎矢野さんの夢のアイテム・・・カップオードブル
ブッフェで皿に取りやすく、見た目も可愛いカップに入ったオードブル。これを販売ラインに乗せて売り出すのが今のところの一番の夢。9月から販売予定。
矢野さんに一問一答!
Q1.今ハマっているものは?
人間観察。話しながら沈黙されたりすると、この人は今何を考えているのかな…とすごく考えてしまいます(笑)。
Q2.休日の過ごし方は?
子どもと一緒に出かけると、ついデパ地下で他社のお弁当チェックや試食をしてしまいます。
Q3.大事にしている言葉は?
経営理念の「料理の美味しさは人々の喜び、心の絆」。 本当にその通りだと思っています。