ライフスタイル

[2016年9月号特集記事]ゆるくつながるくらし

地域でつながる

ごはんでつながる 地域と未来への種まき。
みんなのおうちごはん/福岡市

みんなでおうちごはんコラージュ

博多区奈良屋町にある「まちの入り合い地」。ここでは週に1度、誰でも無料で昼食に参加できる「みんなのおうちごはん」という試みが行われている。貧困や核家族化など様々な要因で食事を十分に摂れない子どもたちに、”楽しく美味しくごはんを食べる機会を作りたい“というメンバーが集まって昨年からスタート。
始めは活動に賛同する民生委員や食育に関心のある親など地域外からの参加が多かったが、徐々に地元の人も増えてきた。 「最初は『なぜ無料なの? 何かあるんじゃないの?』と訝しがられました。それでも回を重ねるうち、徐々に地域にも馴染んできました」という主催メンバーの大中さん。今は近隣で働く人や、地元の高齢者なども立ち寄るようになった。自分で作った一品や食材を持ち寄ったり、料理を作るのを手伝ったりしながらみんなで食卓を整え、一緒に食べる。その日のメンバーによって話題も様々だ。中にはお昼ごはんのお礼にマッサージをする人もいたそう。
「『子どもの食の貧困』をテーマに始めた場でしたが、訪れる人によって憩いの場や悩みや思いを共有する場、観光案内所など、様々な役割を持ち始め、誰かとつながりたい人のための地域の居場所にもなりました。この取り組みを他の地域でも行おうとする人も現れ、うれしいことです」。これからの「おうちごはん」は、開催時間の見直しも含め、さらによりよい形の模索を続ける予定。「持続可能な社会を目指すための種まきの一つとして続けていきたいと思ってます」。

特集記事_みんなでおうちごはん野菜
まちの入り合い地イベント
「 おにぎり + おみそしるを作ってみんなで食べよう」
ふくおか こども おにぎり塾

自分で食べるものを自分で作り、みんなで一緒に食べるイベント。子どもなら誰でも参加OK。
◎日時/9月10日(土)11:00~14:00(17:00までは自由に残ってOK)
◎会場/福岡市博多区奈良屋町2-16
◎持ってくるもの/ひとり米1合、エプロン、三角巾、ハンカチ
◎主催/NPO法人食育推進ネットワーク福岡
◎問合せ/092-292-3306 info@shokuiku-fukuoka.jp (担当:雪田)

「おうちごはん」の活動は食育に取り組む「NPO法人食育推進ネットワーク福岡」、都市と農村を繋ぐ活動を行う「Quilt(キルト)」、不登校の保護者支援団体「不登校サポートネット」、「まちの入り会い地」の運営を担う「NPO法人環境未来センター希望」を実行委員として行っている。

みんなのおうちごはんFacebookページ

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