インタビュー

橋口 恵介さん/非日常の空間で“感動を共有”し、 もっと地域に貢献できるホテルへ。

橋口 恵介(はしぐち けいすけ)さん
『グランド ハイアット 福岡』
セールス&マーケティング部
アシスタントセールスマネージャー

福岡県出身。大学卒業後、旅行会社勤務を経て2002年『グランド ハイアット 福岡』へ入社。休日はリフレッシュのため登山へ出かけることも多い。

橋口さんへ3つの質問

Q. この仕事に向いている人は?
A. 感受性の強い人。お客様と一緒に感動できる人。

Q. あなたのバイブルは?
A. 渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」。
悩むより前に進むことの大切さを教えてくれました。

Q. あなたのメンターは?
A. これまで指南してくださった上司やお客様のみなさまです。

非日常の空間で“感動を共有”し、
もっと地域に貢献できるホテルへ。

黒のスーツをスマートに着こなし、笑顔で出迎えてくれた今回の主役。『グランド ハイアット 福岡』セールス&マーケティング部でアシスタントマネージャーを務める橋口さんだ。前職は旅行会社と、観光・サービス業ひとすじ。「この道へ進んだのは、父親が国鉄に勤務していて、いろんなところに連れて行ってくれた影響が大きかった気がします」。そんな橋口さんが転職先に選んだのは、当時福岡では数少ない外資系ホテルの営業職。「開放的なロビーの非日常さに圧倒された」というその感動が、彼のホテルマン人生の原点だった。

ゲストの真意に沿ったサービスを

「ホテルの営業は、裏方の仕事」という橋口さん。そんな彼が大切にしていることは、社内のコミュニケーション。職人である料理長や客室担当者、宴会・イベント会場担当者と、日頃どれだけコミュニケーションがとれているかによって、緊急時にも円滑に対応できるかが変わってくる。「社内では連絡や相談もメールや電話で終わらせてしまいがちですが、できるだけそのフロアへ行って、直接顔を合わせて話をするようにしています」。突発的な依頼にもスタッフが一丸となって対応できる体制の影では、彼の日頃の心がけや気配りと彼なりの親しみやすさが大きく影響しているのだろう。その信頼は社内だけでなく、ゲストの心もぐっと掴んで離さない。地元の高校・大学の同窓会を担当することもあるが、まるでその学校出身のように親身になるため、本当に卒業生と間違われることも多いとか。

とはいっても、大きな失敗や無理な要望に直面し、困ったこともあるのでは? と尋ねてみると、しばらく考えて「ないんですよね」と一言。「常にお客様のご要望の“真意”は何なのかを考えるようにし、真意に沿ったサービスの形を提供するようにしているので、お客様のご希望に応えることを難しいこととは思わないんです」。実際には、無理難題を突きつけられることもあるはずだが、日々ゲストと近い場所にいる橋口さんにとっては当然のことなのだろう。

これからのホテル業界にできること

ホテル業界は価格競争も激しく、この10年の間でも大きな業績変動があったそう。しかし、どんなときもゲストへのサービスの質を重んじてきたのが『グランド ハイアット 福岡』だ。「現在、福岡市は国際会議の開催が全国で東京に次いで多く、海外からのお客様を受け入れる機会も増えてきました。その経済効果を生み出せるよう、福岡への誘致のサポートを行い、“地域に貢献できるホテル” を目指していきたいです」。新たな挑戦をしながら、従業員の団結力をさらに深め、またひとつ上のホテルへ。働く人、一人ひとりの感動が、心からゲストを思いやるサービスに反映されていくのかもしれない。

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