インタビュー

小林 大祐さん/熱い想いで決断。地元福岡で強いプロチーム作りに挑む。

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小林 大祐さんへ3つの質問

Q.座右の銘は?
A.「人生は角度で勝負」。マイクロソフト社日本法人元社長、成毛眞さんの言葉です。いろいろな方向から物事を捉える視点を持てという意味で、ずっと頭の中に残っています。

Q.今の子どもたちに伝えたいことは?
A.興味のないことでも、まずやってほしい。やれば意外と向いていたり好きになることもあるので。そして、夢中になれることを見つけよう!

Q.バスケットボールの見どころ、楽しみ方は?
A.間近でプロの試合が見られる迫力。距離が近いから、選手の言葉をチェックするのも面白いです。ファッションも楽しめるスポーツ。

熱い想いで決断。地元福岡で強いプロチーム作りに挑む。

福岡のプロバスケットボールクラブ「ライジング福岡」が名称を変えた。新クラブ名は「ライジングゼファーフクオカ」。そして、bjリーグとNBLの2リーグで行われていたプロバスケットボールは、来たる9月開幕のシーズンから「B・リーグ」に統合され、新しい歴史が始まる。

このバスケットボール界の過渡期に、小林大祐さんはあえて地元福岡のクラブへ移籍する道を選んだ。

好きなことで、プロとして生きる

子どもの頃はスポーツが得意ではなく、どちらかというとインドアな性格だったというから驚きだ。ところが友達に誘われて始めたバスケットボールで目覚めた。点数を取るのが楽しくてすぐ夢中に。大学でも華々しい活躍で注目選手となりトップリーグからの誘いがあるほどだったが、バスケットボールは卒業と同時にやめるつもりだった。

しかし、「誘いを断ってまで就職した先でやることはあるのか。好きなことをして、お金を稼いで食べていくことが自分にとって一番の幸せだ」とシフトチェンジ。内定を辞退して社員選手になった。

仕事と選手を両立させるハードな社員選手生活。文武両道だった学生時代の経験が活きた。だが、オフシーズンになると、プロならば当然行う体のケアやトレーニングもままならない仕事中心の生活が待っていた。果たして自分はプロなのか、と疑問を抱く。

いまの自分には好きなバスケットボールに対する姿勢が足りない。好きなことにいまこの時間を費やせない自分が、今後何かで成功できるのか。悩んだ末の答えは「プロ一本でやろう」。会社や家族の反対を押し切って退職し、栃木のクラブへ移籍。プロでやっていく、そう腹を括った。

「福岡といえばライジング」が目標

実は、当初福岡に戻ることは考えていなかった。だが過去を顧みると、いい結果を出せたのは自分の感情に素直に動いたとき。自分がやりたいことを改めて見つめ直すと、それは地元福岡でプレーすることだった。そして1部リーグから3部への移籍。この決断に周囲は驚いたそうだ。年を取ってから地元に戻るより一番脂が乗っている今ならできる、これも今回の決断の決め手になった。

「これからが楽しみです。ライジングを1部へ早く昇格させたい」。以前は1部でプレーしないと駄目だと思っていた。だが「自分が1部でプレーしているときと同じ状態を続けていれば、2部だろうが3部だろうがフィールドは関係ない」と練習に励む。

そして、もう一つの楽しみは、全国で活躍中の福岡出身選手が戻って来るような、強いプロチームにすること。「福岡からいい選手が大勢育っている。ライジングにみんなが集まったら、すごいことになるはず。福岡のプロバスケットボールが盛り上がってないわけじゃない。何かプラスすればもっと広がると思うんです」。その何かに自分もなれれば、と想いはどこまでも熱い。

「僕の人生でバスケットボールは木の幹。中心です」。バスケットボールをやりたくて勉強を済ませていた小学生の頃と、中心はいまも変わらない。小林さん個人の目標は日本代表に復帰すること。ライジングと小林選手から、もう目が離せない。

プロバスケットボールクラブ「ライジングゼファーフクオカ」選手
小林 大祐さん

福岡県出身。バスケットボール人生のスタートは小学4年生のとき。母校は強豪福岡大学付属大濠高校。慶應義塾大学卒業後、4年間所属した「日立サンロッカーズ」では、最も活躍した新人選手に贈られるJBLルーキーオブザイヤーを受賞。日本代表候補にも選出された。「栃木ブレックス」に2年間所属ののち、2016年7月、地元福岡の「ライジングゼファーフクオカ」に移籍。

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