地域のディープな食文化に魅了された旅の仕掛け人
リレーション・クリエーター
七條 芙美さん
海外、観光、食、広報、営業、フードコーディネーターなど、これまでの経験と知識を活かし、地域・食・人の縁をつなぐリレーション・クリエーターとして活動中。
月に1度は仕事で愛媛を訪れる七條さん。何度も訪れるうちに、まだあまり流通していない食べ物にも多く出会ってきた。
ミカンが有名な愛媛では、柑橘類が何10種類と育てられている瀬戸内の島々で、季節によって、珍しい緑や青、赤のレモンやミカンなどを試食できる道の駅があり、ミカンを愛するあまり生まれた「ミカンうどん」なる加工品もある。ミカンだけでなく、お皿いっぱいの鳥皮がベーシックの焼き鳥店、ラーメン亭と屋号を掲げお好み焼きしか作らない店など、地元の人づてに紹介されてきた店の数々は、土地の文化と人間味を感じさせてくれる。
七條さんは今、都会で忙しくしている人が田舎を感じられて、人と触れ合い、またそこに帰って行きたいと思えるような、旅の形をプランニング中。観光地ではないところで地元の人たちがしている生活を、望む人たちに届けられる形を探して、七條さんは今月も愛媛で新しい観光スタイルの造成に取り組んでいる。
旅先で見つけた「小バコ」店や地元の常連が多いレストランは気が引けてなんだか入れないという人も楽しめる旅の形がまたひとつ増えそうだ。
ミカンジュースを練りこんだ「ミカンうどん」。そのまま冷やして食べてもいいし、麺つゆで焼うどんもオススメの食べ方。各地の美食を食べつくした七條さんが最高においしいと思う麺。
魚島という竜宮伝説が残る小さな島。地元の人たちが用意してくれたBBQは、タコの丸焼き、大きな貝や太刀魚まるまる1本と、ゴージャスな海鮮の組み合わせ。地元の人たちが「どうしてもおいしいものを食べさせたい」と用意してくれるご飯は最高においしい。
ラーメンを作らないラーメン亭。お好み焼きにはラーメンの麺が入っている。「いつの日か、ここのラーメンを食べてみたい」と店主へお願いしているそう。
「何もしない贅沢」を感じることのできる古民家のゲストハウス(汐見の家)。まるでおばあちゃんの家に泊まるように、自然体の自分で心身ともに緩んでいく時間がある。夜は地域の人とのおしゃべりも楽しみの一つ。
