ライフスタイル

[アグリ女子が熱い!]平尾台で夏野菜収穫体験

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平尾台で夏野菜収穫体験

青い空に輝く太陽、吹き抜ける高原の風! 北九州の平尾台で日頃の悩みが大自然に溶けていくような、身体中からアルファ派全開! の農業体験にスタッフ・ライリーが行ってきました。

協力いただいたのは…

Hug平尾台プロジェクト
壹岐尾 政智さん・恵美さん


1607_sp_06「代々受け継がれ大切に守られてきた美しい土地と、そこで育つおいしい野菜たちを、皆に知ってもらいたい!」と、平尾台の魅力とともにその価値を発信する活動をしている『Hug平尾台プロジェクト』。80歳を過ぎて長年の夢だった農業を始めた父・政智さんと、設計・デザインを生業とする娘の恵美さんによって2015年に始動した。「素敵なことは、1人の夢に終わらず、みんなで共有するのが理想です」と恵美さん。農業や自然と関わる様々な体験の場を提供し、自分たちだけが楽しむのではなく、楽しさを共有できるコミュニティづくりを発信している。

 

日々の活動やイベント情報は フェイスブックページ「Hug平尾台プロジェクト」で検索

緑の草原に白い岩々が羊のようにも見える、見事な羊郡原(ようぐんばる)が広がるカルスト台地、平尾台。多くの鍾乳洞など、他では見られない地形に、観光地としても親しまれてきた。野焼きや採草など、長きに渡り自然環境を守ってきた人たちのお陰で、今も昔と変わらない、緑あふれる原風景が広がっている。標高300~700メートルの平尾台は、真夏でも25℃を越えることが少なく、野菜作りにとても適した気候。ミネラル豊富なふかふかの土壌に恵まれた自然条件のもとで、農家さんこだわりの多種多様な農作物が育てられている。

土に触れる安心感
大きく実ったキャベツも、始めは小さな芽。葉が一枚ずつ増えて、丸く大きく育っていく。根は、台地から顔を出している部分と同じくらい大きく、茎は太くて強い。つまずくと、キャベツではなく、こちらの足が怪我をするほど、しっかりと大地に根付いている。その茎を包丁で切って収穫する。

よく手入れされた包丁でサクッと茎を切ると、抱えたキャベツから朝露がこぼれる。たった今まで、大地に根付いていたキャベツは、驚くほど重い。朝露と断面の瑞々しさ、重さをずっしりと手のひらに受けて、生命への感謝の気持ちが湧き上がってくる。新鮮な野菜や、土、大自然からはマイナスイオンがたっぷり発生するそうだ。何かに包まれているような安心感を覚え、日常生活で閉じられていた五感がよみがえる。風の音まで聞こえてくるようだ。ズッキーニやはつか大根の収穫も体験させてもらった。

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収穫の日には、50個ほどのキャベツを運ぶ壹岐尾さん。1つでもこんなに重いのに12面の畑で順々にキャベツを育てている。こちらは、2カ月後に収穫予定の畑。ブルーベリーは色づくまでもう少し。収穫体験は7月下旬がおすすめ。[4,5]石灰質の豊かな土壌と日中の寒暖差で、美味しく育つ平尾台の高原野菜。ラディッシュ、小松菜、ほうれん草、トマトなど種類も豊富。

 

収穫野菜でサンドイッチづくり
収穫体験でいい汗を流した後は、自然の中でおいしい食卓を囲む。テーブルクロスを広げる仕草が映画のワンシーンのようだ。お皿や椅子も本職がデザイナーの壹岐尾さん手づくりで雰囲気を盛り上げてくれた。

この日のメニューは、ご近所のパン名人清原かおるさんこだわり無添加パンと、収穫したばかりの野菜をたっぷり挟んだサンドイッチ。ズッキーニとハム、サバのぬか炊きとクリームチーズと水菜、アボカドディップと二十日大根。どれも野菜の甘さと瑞々しさが引き立っておいしい。自然の風を感じながら緑に囲まれて食事をすると、体中がリラックスして、日頃の疲れもすっと抜けていく。収穫した野菜を使った料理をみんなで食べるのも格別の体験だ。

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[左]サバとクリームチーズのサンドイッチ。さきほど収穫したばかりの採れたての水菜がしゃきしゃき音を立てておいしい! 壹岐尾さん特製の冷凍ブルーベリーと甘酒のシェイクが絶品![右]近所で買われているヤギはあちこちの家で雑草を食べてくれる平尾台の人気者。

平尾台の新しいイベントスポット
2016年4月29日にオープンした『長寿うどん』。裏庭に、店主が自分で竹から組んだというノルディックのとんがりテントが建てられている。木陰のベンチが涼しくて静かなこの場所で、平尾台に集まる人たちがくつろげる場所やイベントを開催できる場所となっている。

裏手にこのテントを建てた店主が、古くからここにあった建物が「うどん屋っぽい」と、同日オープン。出汁と香ばしい醤油がしっかり効いた、関東と関西のミックスうどんに、トッピングはサイコロステーキ。麺には新鮮よもぎを練りこんだ「肉よもぎうどん」という、なんとも奇抜な自然食うどんを食べながらくつろげる、憩いのスペースになっている。

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みんなが楽しめる場作りを
人と自然の恵みが共存している平尾台で「農業体験を通して、みんなが楽しめる輪が広がっていけばいいな」と壹岐尾さん。野菜や果物の収穫体験や、梅酒・ブルーベリーのジャム作りなどに加え、近々カフェや家具工房のオープン、グランピングなども計画している。

平尾台の広い懐で朝日とともに目覚めて収穫、夕暮れ時はグランピングで収穫した野菜とワインを片手に乾杯という日も近そうだ。そんな時間を仲間と過ごす日が待ちきれない。

 

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